トラックボールマウスに向いている作業は?【細かい動きは不向き】
トラックボールマウスが自分の仕事に向いているのか、迷っていませんか?
この記事では、トラックボールマウスが得意な作業と、逆に少し苦手な作業を具体的に解説します。記事を読むことで、トラックボールマウスが自分の普段の業務内容にフィットするかどうかを迷いなく判断できます。
1.トラックボールマウスの強みが活きる3つの作業

トラックボールマウスの操作性が最大限に生きる作業は以下のとおりです。
- マルチモニターでの広範囲な移動
- 動画編集での長いタイムライン操作
- ソファやベッドでのリラックス作業
マルチモニターでの広範囲な移動
画面を2枚以上並べたデュアルモニター環境では、トラックボールマウスが圧倒的に便利です。ボールを勢いよく「弾く」ことで、カーソルを一瞬で画面の端から端まで飛ばせるからです。
普通のマウスで画面をまたぐ時は、マウスを持ち上げて位置を直し、何度も漕ぐように動かす必要があります。トラックボールマウスなら親指でボールを一度シャーッと転がすだけで、遠くの画面へ一気に移動できます。
動画編集での長いタイムライン操作

動画や音楽データを編集するクリエイターにとって、トラックボールマウスは強力な武器になります。横に長く伸びたタイムラインを、ボールを横に転がすだけで素早く行き来できるからです。タイムライン編集でのメリットは以下のとおりです。
- 何十分もある動画の末尾へ一瞬で移動できる
- 横スクロールと縦スクロールを同時に直感的に行える
- 編集中にマウスを机から落とす心配がない
編集ソフトの操作スピードが格段に上がり、手首への負担も大幅に減らせます。
ソファやベッドでのリラックス作業
机の前に座り続けるのではなく、リラックスした体勢で作業したい人に向いています。トラックボールマウスは本体を机の上で滑らせる必要がないため、平らな場所がなくても使えるからです。
ノートパソコンをテレビにつなぎ、自分はソファに座って、膝の上に載せたトラックボールマウスで操作するといった使い方もできます。カフェの狭い丸テーブルや、移動中の新幹線の小さな座席テーブルでも快適に作業がこなせます。
2.トラックボールマウスが少し苦手な3つの作業

逆に、構造上少し操作が難しくなる作業は以下のとおりです。
- イラストやCADなどの精密な描画
- 素早いエイムが求められるFPSゲーム
- 1ピクセル単位での画像切り抜き
イラストやCADなどの精密な描画
トラックボールマウスはペンを使うような直感的な直線の描画や、美しい曲線を描くことには向いていません。親指や人差し指の関節だけを使って、ボールを思い通りの滑らかな軌道で転がすのは至難の業だからです。
イラストレーターやCADソフトで思い通りの図形を手描きしようとすると、線がカクカクになりがちです。クリエイティブな描画作業をメインにする場合は、ペンタブレットや精度の高い通常のマウスを併用するのがおすすめです。
素早いエイムが求められるFPSゲーム

画面のあちこちに素早く正確に照準(エイム)を合わせるような、激しいアクションゲームにはトラックボールマウスは不向きです。ボールを「ピタッ」と目的の位置で止めるには、指先の繊細な筋肉のコントロールが必要だからです。
のんびり遊ぶシミュレーションゲームやRPGなら全く問題ありません。競技性の高いFPSゲームで勝ちにこだわるのであれば、ゲーミングマウスを選ぶのが無難です。
1ピクセル単位での画像切り抜き
Photoshopなどで画像の境界線を1ピクセル単位でマウスドラッグしながらなぞるような作業は、トラックボールマウスだと少しストレスを感じます。
ボタンを押し込んだ状態で力を維持しながら別の指で重いボールをミリ単位で動かすと、手全体が少し震えやすくなるためです。
ドラッグ&ドロップしながらの微調整は、慣れるまでカーソルが滑ってしまいがちです。細かな切り抜き作業が多い方は、トラックボールマウスのポインタ速度(感度)を意図的にかなり遅く設定して対処する必要があります。
3.意外と快適にこなせる3つの日常業務

不向きに思われがちですが、実は慣れると疲れ知らずになる作業は以下のとおりです。
- Excelでの巨大な表計算データ処理
- 何時間も続くプログラミング作業
- 長いWeb記事やPDFのリサーチ
Excelでの巨大な表計算データ処理
何千行もあるExcelデータを扱う際、トラックボールマウスのスクロール機能は役立ちます。ボールの回転を利用して上下左右のナナメ移動も含めて、セルの海を自由自在に泳ぐように移動できるからです。
巨大な表の右下の方にあるデータを素早く確認したい時など、普通のマウスよりも早く目的のセルに到達できます。一部の製品には多数のボタンが搭載されており「コピー」「貼り付け」を割り当てることで事務作業の効率がさらに上がります。
何時間も続くプログラミング作業

キーボードでのタイピングとマウス操作を往復するプログラマーにとっても、トラックボールマウスは優秀な相棒になります。ホームポジションから近い位置にマウスを固定して置けるため、キーボードとマウスの間を移動する手の距離を最短にできるからです。
マウスを持ち上げて位置を直す動作がゼロになるため、思考を中断されることがなくなります。長時間のコーディングによる肩こりや手首の腱鞘炎予防としても、多くのエンジニアに愛用されています。
長いWeb記事やPDFのリサーチ
大量の資料を読み込むインプット作業でも、トラックボールマウスなら疲れを最小限に抑えられます。手首をデスクに完全に預けたリラックスした状態のまま、指先を少し動かすだけで延々とページをめくり続けられるからです。
画面をじっと見つめながら、手元を見ずに直感的にスクロールとクリックを繰り返せます。調べ物で何時間もパソコンの前にいる時の、「マウスを握る右手のダルさ」から完全に解放されます。
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おすすめのトラックボールマウス3選

おすすめのトラックボールマウスは以下のとおりです。
- Logicool MX ERGO S / ロジクール
- ELECOM IST PRO(M-IPT10MRSBK)/ エレコム
- Kensington SlimBlade Pro / ケンジントン
Logicool MX ERGO S / ロジクール
トラックボール界の”最高峰”と名高い、ロジクールのフラッグシップモデルです。20度の傾斜角度調整で手首の負担を大幅に軽減し、USB-C急速充電・静音クリック・最大4ヶ月のバッテリーと隙のない完成度を誇ります。
Logi Options+で全8ボタンの機能を自由にカスタマイズでき、Flow機能で複数PCをシームレスに行き来できるのも魅力。「迷ったらコレ」と言える鉄板モデルです。
ELECOM IST PRO(M-IPT10MRSBK)/ エレコム
「親指トラックボールの最高到達点」と評される、エレコム渾身のハイグレードモデルです。ミネベアミツミ社製ベアリング支持で、ボールが宙に浮いているかのような極上の操球感を実現しています。
10ボタン搭載にゲーミングセンサー(最大1000Hz)、Bluetooth・2.4GHz・有線の3WAY接続で最大6台のデバイスに対応と、スペックはまさに全部盛り。静音クリックも採用済みで、オフィスでも自宅でも活躍します。
Kensington SlimBlade Pro / ケンジントン
「変わり種」枠として推したいのが、ケンジントンの大型ボール搭載モデルです。直径55mmの存在感あるボールを手のひらで転がし、ひねるとスクロールする独特の操作体験は唯一無二。
左右対称デザインで利き手を選ばず、Bluetooth・2.4GHz・有線の3WAY接続に対応。薄型で洗練されたフォルムはデスク映えも抜群です。慣れが必要ですが、一度ハマると戻れない人が続出する「沼」モデルです。
まとめ

トラックボールマウスは、マルチモニターでの大移動や動画編集のタイムライン操作など、カーソルを広範囲に動かす作業に最も向いています。一方で、1ピクセルを争う精密な描画や対戦ゲームには不向きという弱点もあります。
しかし、Excelやプログラミングなど日常のデスクワークにおいては劇的に手首の負担を減らせるため、自分の主要な業務と照らし合わせてぜひ導入を検討してみてください。
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