モニターアームが下がってくる!落ちてくるモニターをピタッと直す方法を解説
「アーム全体がスゥーっと落ちてくる…」その都度手で持ち上げて直すのは、作業中の集中力を削ぐ大きなストレスですよね。
実はアームが落ちてくるのは故障ではなく、単純なネジの緩みやガススプリングの調整不足が原因であることがほとんどです。この記事ではモニターアームが下がる原因と、六角レンチ一本で簡単にピタッと固定し直す方法を解説します。
モニターアームが落ちてくる3つの原因

モニターアームが勝手に落ちてしまう主な原因は以下のとおりです。
- 稼働部のネジが緩んでいる
- ガススプリングの張力が不足している
- アームの耐荷重をオーバーしている
稼働部のネジが緩んでいる
モニターの画面がお辞儀をするように下を向いてしまう場合、モニターのすぐ裏にある「首(チルト)」部分のボルトが緩んでいることがほとんどです。
画面の角度を頻繁に手で調整していると、関節部分のネジが少しずつ緩んで保持力が低下するからです。
アームを設置してから数ヶ月〜半年ほど経過している場合は、各関節のボルトが全体的に緩んでいる可能性が高いです。アーム購入時に付属していたレンチを手元に用意して、締め直す準備をしましょう。
ガススプリングの張力が不足している

画面はお辞儀しないのに、アーム全体がスゥーっと根元の方から沈み込んでしまう場合は、ガススプリング(またはメカニカルスプリング)の反発力が不足しています。
内蔵された高圧ガスの反発力を利用し、重いモニターを少ない力で自由な高さや角度にピタッと固定できる補助装置のことです。
モニターの重さに対して、アーム側が上に押し戻そうとする力(張力)が負けてしまっている状態です。新品で購入した直後や、より重いモニターに買い替えた直後によく発生します。
アームのアーム部分の関節付近にある「+ / -」と書かれた調整ネジを回して、張力をモニターの重さと釣り合わせる必要があります。
アームの耐荷重をオーバーしている
ネジをどれだけ固く締めても全く固定されない場合、モニター本体の重量がアームの「耐荷重(スペック上の限界)」を超えている可能性もあります。
例えば「最大荷重8kg」のアームに、9kgの大型モニターをつけていれば、物理的に支えきれずに下がってしまいます。
耐荷重オーバーかどうかを確認する手順は以下のとおりです。
- アームの取扱説明書で最大耐荷重を調べる
- モニターの仕様表で「スタンド抜きの本体重量」を確認する
- VESA変換アダプタ等を使っている場合はその重さも足す
もしモニターの方が重かった場合、アームが破損してモニターごと落下する危険があります。その場合は直すことを諦め、耐荷重に余裕のある高耐荷重モデルへの買い替えを検討してください。
アームを正しく固定する3つの直し方

落ちてくるアームを自分で直す具体的な手順は以下のとおりです。
- 六角レンチで関節のネジを締める
- ガススプリングの+側へ回して調整する
- モニターを水平に保ちながら作業する
六角レンチで関節のネジを締める
モニターがお辞儀をしてしまう現象は、モニター背面すぐ裏側にある「角度調整用関節(チルト)」の左右にある六角ボルトを硬く締めることで直ります。
ここのボルトの締め具合が、画面の上下の角度を保持する摩擦力に直結しているからです。
ボルトを締め直す手順は以下のとおりです。
- モニター背面の関節にある左右の六角穴を探す
- 付属の六角レンチをしっかり奥まで挿し込む
- 時計回り(右回り)に少しずつ回して硬く締める
左右両方にボルトがある場合は、片方だけ一気に締めるのではなく、左右交互に同じくらいの力で締め込んでいくとバランスよく固定できます。
ガススプリングの+側へ回して調整する

アーム全体が下に沈んでしまう場合は、アームの真ん中や肘の関節付近にある「張力調整ネジ」を六角レンチで回して直します。
このネジを「+(プラス)」の方向へ回すことで、アームが上に跳ね上がろうとする力を強くしてモニターの重さと相殺できる機能だからです。
ネジの周りに「+」と「-」の矢印が表記されているので、「+」の方向(通常は左回り/反時計回り)にレンチを何周か回してください。ピタッと止まるようになるまで、少し回しては手を離して高さを確認する工程を繰り返してみましょう。
モニターを水平に保ちながら作業する
ネジやスプリングを調整する際は、必ずモニターを理想の高さ(水平状態)まで持ち上げて、手でしっかり支えながらレンチを回すことが重要です。
モニターが一番下まで落ちきった状態でスプリングを回しても、張力が正しくかからず内部部品を痛める原因になるためです。
片手でモニターの底面を支えて持ち上げながら、空いているもう片方の手でレンチを回すのがコツです。もしモニターが大きくて重い場合は、誰かに画面を支えてもらいながら二人がかりで行うと安全かつ短時間で狙い通りの位置に固定できます。
快適な状態を維持する2つのポイント

直したアームを長く快適に使うためのコツは以下のとおりです。
- モニターの重さに合わせたアームを選ぶ
- 定期的に各部の緩みをチェックする
モニターの重さに合わせたアームを選ぶ
これからモニターを買い替える、あるいは耐荷重オーバーでアームを買い直す場合は「モニターの重量+1kg〜2kg」の余裕があるスペックのアームを選ぶのが鉄則です。
耐荷重の上限ギリギリで運用すると、スプリングへの負荷が常に最大になり、へたるスピードが早まって頻繁に落ちてくるからです。
特に最近のウルトラワイドモニター等を使用する場合は注意が必要です。「とりあえず安いアーム」を選ぶよりも、エルゴトロン等の高性能で耐荷重に優れた有名ブランド品を選ぶことが、結果的に毎日イライラせずに済む最高の投資になります。
定期的に各部の緩みをチェックする
一度しっかり固定しても、モニターの向きを毎日変えたり机の振動を受けたりすることで、数ヶ月単位で必ずボルトは少しずつ緩んでいきます。
物理的なボルト留めである以上、時間の経過による緩みからは絶対に逃れられません。
「半年に一度の大掃除のときに増し締めする」といったマイルールを決めておくのが有効です。そのために、アームに付属していた六角レンチは絶対に捨てず、引き出しの手前側のすぐ出せる場所に大切に保管しておきましょう。
おすすめのモニターアーム3選

おすすめのモニターアームは以下のとおりです。
- エルゴトロン LX デスクマウントアーム / エルゴトロン
- COFO 無重力モニターアームPro / COFO
- Amazonベーシック モニターアーム / Amazonベーシック
エルゴトロン LX デスクマウントアーム / エルゴトロン
モニターアームの「王道」として、法人・個人を問わず圧倒的な支持を集める定番中の定番モデルです。特許技術のコンスタントフォース機構による滑らかな動きと、10年間の長期保証が付く圧倒的な安心感が最大の魅力です。
対応モニターは最大34型・約3.2〜11.3kgで、一般的なデスクワーク用モニターのほとんどをカバーしています。アーム内部にケーブルを通せる配線管理機能も備わっているので、デスク周りをすっきり保てます。
COFO 無重力モニターアームPro / COFO

エルゴトロンの対抗馬として急成長中の日本発ブランドが手掛ける高性能モデルです。最大14kgの高耐荷重と上下80度のワイドなチルト角度で、ウルトラワイドモニターにも余裕で対応しています。
推奨モニターサイズは17〜40型と幅広く、将来モニターを買い替えても長く使い続けられます。エルゴトロンと比べて設置が簡単という声も多く、初めてモニターアームを導入する方にもおすすめです。
Amazonベーシック モニターアーム / Amazonベーシック
「コスパ最強のモニターアーム」として多くのレビューサイトで推奨されている、Amazonの自社ブランド製品です。頑丈なスチール構造で最大32型・約11.3kgまで対応しながら、エルゴトロンの約半額で手に入る圧倒的なコスパが光ります。
高さ調整の範囲も広く、デスクワークの姿勢改善にしっかり貢献してくれます。「モニターアームを試してみたいけど、いきなり高額モデルには手を出しにくい」という方の入門機にぴったりです。
まとめ

落ちてくるモニターアームの解決策を振り返ります。
- 原因のほとんどはネジの緩みか張力不足である
- お辞儀をするならモニター裏の関節ボルトを締める
- アームごと沈むならスプリングの張力を「+」へ回す
- 耐荷重オーバーの場合は危険なので買い替える
アームが落ちてくるストレスは、ほとんどの場合お金をかけずに六角レンチ一本で簡単に解決できます。正しい調整方法をマスターしてピタッと止まる快感を取り戻し、仕事に集中できる快適なデスク環境を維持していきましょう!
記事内で紹介した商品をチェック!
当ブログではデスクワーカーのQOLを高める方法を発信しています。
以下の記事では、デスクワーカーならテンションが高まること間違いなしのアイテムをまとめて紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
関連記事

